離乳食に鯛はいつから?月齢別の使い方と調理方法のコツ

離乳食に鯛はいつから?月齢別の使い方と調理方法のコツ

こんにちは、明石めで鯛やの女将です🐟
離乳食が始まると、「これはいつから食べさせていいの?」という疑問が次々に出てまいりますよね。特にお魚は、初めて与えるときに緊張するものです。
鯛は、白身魚のなかでも離乳食の初期から使える魚とされています。クセがなく、やわらかく、アレルギーの心配も比較的少ないためです。
この記事では、月齢ごとの与え方と、下ごしらえのコツをお伝えします。あわせて、初めて与えるときの注意点もまとめました。どうぞご参考になさってくださいませ😊

目次

1. 鯛は離乳食初期(5〜6か月頃)から使えます

離乳食は、10倍がゆから始めて、野菜、そしてタンパク質へと進むのが一般的です。タンパク質のなかでは、白身魚がいちばん最初とされています。

離乳食初期に使える白身魚

  • 鯛(マダイ)
  • 鱈(たら)
  • 鰈(かれい)
  • 鮃(ひらめ)

※鱈はアレルギーの報告が比較的多いため、少量から慎重に始める方もいらっしゃいます。

鯛が離乳食に向いている理由

  • 脂肪が少ない:赤ちゃんの未熟な消化機能にも負担が軽いとされます
  • 身がやわらかい:加熱してもパサつきにくく、なめらかにすりつぶせます
  • クセがない:上品な味わいで、初めてのお魚にも受け入れられやすいのです
  • 水銀の心配が少ない:摂取量の目安が示されている魚ではありません
  • 骨が分かりやすい:骨が比較的大きく、取り除きやすい魚です

お食い初めで鯛を使う文化があるように、日本では古くから赤ちゃんと結びついてきた魚でもあります。縁起のよさだけでなく、実際に体にやさしい食材だからこそ選ばれてきたのかもしれませんね🐟

2. 魚を与える順番|白身魚から始めるのが基本

時期 月齢の目安 与えられる魚
初期(ごっくん期) 5〜6か月頃 白身魚(鯛、鱈、鰈など)
中期(もぐもぐ期) 7〜8か月頃 白身魚+鮭、ツナ(水煮)
後期(かみかみ期) 9〜11か月頃 上記+青魚(鯖、鰯、秋刀魚など)
完了期(ぱくぱく期) 1歳〜1歳半頃 ほとんどの魚

※月齢はあくまで目安です。お子さまの発達には個人差がありますので、進み具合を見ながら調整してください。

脂の少ない白身魚から始めて、少しずつ脂の多い魚へ。これが基本の流れでございます。青魚は後期からとされるのは、脂質が多くアレルギーの可能性も考慮されるためですね😊

3. 月齢別|鯛の与え方

初期(5〜6か月頃)|なめらかにすりつぶして

  • 形状:ペースト状。粒が残らないように
  • 量の目安:小さじ1から始めて、慣れたら小さじ2〜3程度まで
  • 調理:加熱してすりつぶし、ゆで汁や出汁でのばします
  • コツ:魚はパサつきやすいので、とろみをつけると飲み込みやすくなります

中期(7〜8か月頃)|粗くほぐして

  • 形状:細かくほぐした状態。舌でつぶせるやわらかさに
  • 量の目安:10〜15g程度
  • 調理:加熱してほぐし、水分を加えてしっとりと
  • コツ:野菜と混ぜると、食べやすく栄養も摂れます

後期(9〜11か月頃)|小さくほぐして

  • 形状:5mm程度にほぐす。歯ぐきでつぶせるかたさ
  • 量の目安:15g程度
  • 調理:あんかけにすると、まとまって食べやすくなります
  • コツ:手づかみ食べが始まる時期。おやきに混ぜるのもおすすめです

完了期(1歳〜1歳半頃)|ほぐした切り身で

  • 形状:1cm程度。前歯で噛み切れるかたさ
  • 量の目安:15〜20g程度
  • 調理:大人の料理から取り分けやすくなります
  • コツ:味つけはごく薄く。大人の半分以下を目安に

4. 下ごしらえの手順

基本の手順

  •  新鮮な刺身用または切り身を用意する
  •  皮を取り除く
  •  骨を丁寧に取り除く(いちばん大事な工程です)
  •  熱湯でゆでる、または加熱する(中心までしっかりと)
  •  もう一度、骨が残っていないか指で確認する
  •  月齢に合わせてすりつぶす・ほぐす
  •  ゆで汁や出汁でのばし、とろみをつける

骨の確認は、二度行ってください

加熱前と加熱後、必ず二度確認してください。加熱すると身がほぐれて、隠れていた小骨が見つかることがあります。

指の腹でそっとなぞるようにすると、小さな骨も見つけやすくなります。面倒でも、ここだけは省かないでくださいませ🐟

パサつきを防ぐコツ

  • とろみをつける:水溶き片栗粉で、飲み込みやすく
  • ゆで汁でのばす:旨味も一緒に摂れます
  • おかゆに混ぜる:いちばん手軽な方法です
  • 野菜のペーストと合わせる:かぼちゃや人参と混ぜると、甘みで食べやすくなります
  • 加熱しすぎない:火を通しすぎると硬くなります

5. 冷凍ストックの作り方

毎回少量を調理するのは大変ですので、まとめて作って冷凍しておくと助かります。

冷凍の手順

  •  下ごしらえして加熱し、月齢に合わせた形状にする
  •  製氷皿や小分け容器に、1回分ずつ入れる
  •  冷めてから冷凍する
  •  凍ったら保存袋に移し、日付を書く
  •  1週間を目安に使い切る

解凍のしかた

  • 電子レンジで加熱するか、鍋で温め直します
  • 必ず中心まで熱くなるまで加熱してください
  • 一度解凍したものを、再冷凍しないこと
  • 食べ残しは、もったいなくても処分を(唾液が入ると傷みやすくなります)

6. 初めて与えるときの注意点

新しい食材を与えるときは、いくつか守っていただきたいことがございます。

初めての食材を与えるときの鉄則

  • 小さじ1から始める:いきなり多く与えないこと
  • 午前中に与える:万一の際、医療機関を受診しやすい時間帯に
  • 平日に与える:かかりつけ医が開いている日を選んでください
  • ほかの新しい食材と同時に与えない:原因が特定できなくなります
  • しばらく様子を見る:発疹、嘔吐、下痢などがないか

こんな症状が出たら

口の周りの赤み、じんましん、嘔吐、下痢、咳、機嫌が悪くなるなど、いつもと違う様子が見られたら、すぐに医療機関を受診してください。

特に呼吸が苦しそう、顔色が悪い、ぐったりしているといった場合は、迷わず救急で受診を。

魚は、食物アレルギーの原因となることがある食材です。鯛は比較的リスクが低いとされていますが、絶対に大丈夫ということはございません。慎重に、少量から始めてくださいませ🐟

7. 食べてくれないときは

せっかく作ったのに食べてくれない。離乳食では、よくあることでございます。

考えられる理由と対処

  • パサついている → とろみを強めに、水分を多めに
  • 魚の風味が苦手 → かぼちゃや人参など、甘みのある野菜と混ぜて
  • 温度が合わない → 人肌程度に。熱すぎても冷たすぎても嫌がります
  • その日の機嫌 → 眠い、暑い、だっこしてほしい。食べ物が理由とは限りません
  • 単に気分 → 昨日食べたものを今日は食べない。よくあることです

女将のひとこと

離乳食が進まないと、「私の作り方が悪いのかしら」と落ち込んでしまいますよね。私にも覚えがございます🐟
でも、食べない日があって当たり前なのです。赤ちゃんにも気分がありますし、その日の体調もあります。大人だって、食べたくない日がありますものね。
栄養の中心は、まだ母乳やミルクです。離乳食は「食べる練習」の時期ですから、一日食べなくても大丈夫。あまり思い詰めないでくださいませ😊
それより、作ったお母さんが疲れ果ててしまうほうが心配です。市販のベビーフードに頼る日があっても、まったく構わないと思っております。

8. 大人の料理から取り分けるには

別々に作るのは大変ですので、大人の料理から取り分けられると楽になります。

取り分けのコツ

  • 味つけの前に取り分ける:これが鉄則です
  • 加熱の途中で取り出す:火が通ったら、赤ちゃんの分だけ先に
  • 骨と皮を必ず確認:大人用でも、取り分け分は改めて確認を
  • 湯通しする:味がついてしまった場合、お湯で薄められることもあります

鯛しゃぶなら、取り分けが簡単です

当店の鯛しゃぶは薄づくりですので、お湯にくぐらせてから、赤ちゃんの分を取り分けることができます。味つけ前のプレーンな状態ですから、そのままほぐして使えます。

骨の処理も済ませてございますが、離乳食にお使いの際は念のためもう一度ご確認くださいませ。小さなお子さまのことですので、慎重すぎるくらいでちょうどよいと思います🐟

9. お食い初めの鯛について

生後100日頃に行う「お食い初め」でも、鯛は欠かせない存在です。

お食い初めは「一生食事にに困りませんように」という願いを込めた儀式で、実際に赤ちゃんが食べるわけではありません。食べるまねをするだけですので、ご安心ください。

このとき用意するのは、鯛の姿焼きが一般的です。縁起物として、尾頭付きのまま焼き上げたものを飾ります。

儀式が終わったあとは、ご家族で召し上がってくださいませ。せっかくの鯛ですから、身をほぐしてお吸い物にしたり、炊き込みご飯にしたりと、最後まで楽しんでいただければと思います😊

明石めで鯛やのお品

10. まとめ

この記事のポイント

  • 鯛は離乳食初期(5〜6か月頃)から使える白身魚です
  • 魚は白身魚 → 鮭・ツナ → 青魚の順に進めるのが基本
  • 初期はペースト状、中期は粗くほぐし、後期は5mm程度に
  • 骨の確認は加熱前と加熱後の二度。ここは絶対に省かないでください
  • パサつきには、とろみをつけるのがいちばん効きます
  • 初めての食材は小さじ1から、平日の午前中に
  • 食べない日があっても大丈夫。思い詰めないでくださいませ

離乳食は、作るのも進めるのも、本当に手間のかかるものです。毎日よく頑張っていらっしゃいます。
どうか完璧を目指さず、頼れるものには頼ってくださいませ。お母さんが笑顔でいることが、赤ちゃんにとっていちばんですから🐟😊

※この記事は一般的な情報をまとめたものです。お子さまの発達やアレルギーについては個人差が大きいため、進め方に迷われたときは、かかりつけの小児科医や地域の保健センター、栄養士さんにご相談くださいませ。

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