鯛めしの作り方|炊飯器に入れてスイッチを押すだけ。鯛の頭で作る女将のレシピ

鯛めしの作り方|炊飯器に入れてスイッチを押すだけ。鯛の頭で作る女将のレシピ

こんにちは、明石めで鯛やの女将です🐟
昨日、「焼き鯛の食べ方・保存・温め直し」という記事を書きました。その中で、「残った鯛は小分けにして冷凍し、後日鯛めしにすると美味しい」とご紹介したのです。
そうしたら、書きながら自分が食べたくなってしまいまして😊
今朝、冷凍庫に入れてあった鯛の頭で、本当に鯛めしを炊いてみました。
結論から申しますと——炊飯器に全部入れて、スイッチを押すだけでございます。ほぐす手間も、思っていたよりずっと簡単でした。
写真を撮りましたので、順番にご覧くださいませ。途中で「鯛の鯛」も出てまいりました🐟

目次

1. 今朝、作ってみました

きっかけは、昨日書いたブログでございます。

焼き鯛が残ったら、その日のうちに身と頭に分けて冷凍しておく。そうすると後日、鯛めしや潮汁にして楽しめます——そんなことを書いておりました。

書きながら、「そういえば、うちの冷凍庫にも鯛の頭があったな」と思い出しまして。

それで今朝、炊いてみたのでございます🐟

この鯛めしのよいところ

  • 炊飯器に入れてスイッチを押すだけ 下ごしらえがほとんどいりません
  • 冷凍した鯛の頭がそのまま使えます 解凍しなくても大丈夫でした
  • 身は案外、簡単にほぐれます 炊き上がったあとなら、ぽろぽろと
  • 「鯛の鯛」が出てきます これが楽しいのです
  • おにぎりにもできます 翌日のお昼にも

2. 材料(3合分)

用意するもの

  • お米 3合
  • 水 3合の目盛りまで
  • 黄金色のお出汁 1袋(50g)
  • 鯛のかぶと(頭) 1つ 冷凍のままでかまいません

※たったこれだけでございます。お醤油もお酒も、今日は使っておりません。

お出汁は、当店の「黄金色のお出汁」を使いました。

もともと鯛しゃぶのために作ったお出汁でございますが、炊き込みごはんにもよく合います。焼いた鯛の香ばしさと、このお出汁。合わないはずがございません😊

3. 作り方

① お米をとぎ、水とお出汁を入れます

  • お米3合をといで、炊飯器の内釜へ
  • 3合の目盛りまで水を入れます
  • 黄金色のお出汁を1袋(50g)加えます

※少しかために仕上げたい方は、お出汁のぶん水を控えめにしてくださいませ。

② 鯛の頭を、そのままのせます

  • 冷凍のまま、ぽんとのせるだけ
  • 解凍しなくても大丈夫でした
  • 混ぜません。上にのせるだけです
炊飯器にお米と黄金色のお出汁を入れ、冷凍した鯛のかぶと(頭)をのせたところ
冷凍庫から出した鯛のかぶとを、そのままのせるだけ。これでスイッチを押します

③ スイッチを押して、普通に炊きます

  • 特別な設定はいりません。いつもの白米モードで
  • あとは待つだけでございます
炊き上がった鯛めし。鯛のかぶとがごはんの上にのっている
炊き上がりました。お出汁の色がごはんに移って、きれいな金色に

④ 炊けたら、まず頭を取り出します

  • いきなり混ぜません。ここが大事でございます
  • 鯛のかぶとを、そっと取り出してバットへ
  • 熱いので、やけどにご注意くださいませ
炊き上がった鯛めしから取り出した鯛のかぶと
取り出したかぶと。目がつやつやしております。うまみはしっかりごはんへ

⑤ 身をほぐします

  • 案外、簡単にほぐれます。箸でも指でも
  • 頬のあたり、えらの後ろに、思ったよりたくさん身がついております
  • 骨が混ざらないよう、よく確認してください

⑥ ごはんに戻して、さっくり混ぜます

  • ほぐした身をごはんの上に戻します
  • 切るように、さっくりと混ぜてください
  • 練らないようにするのが、ふっくら仕上げるコツでございます
ほぐした鯛の身を炊き上がったごはんの上に戻したところ
ほぐした身を戻して、さっくり混ぜます。これで出来上がりでございます

4. コツ① 混ぜる前に、頭を取り出す

これがいちばんのコツでございます。

炊き上がった瞬間に、つい全部まとめて混ぜてしまいたくなるのですが——そうすると骨が散らばってしまいます。

なぜ、一度取り出すのか

  • 骨が混ざりません これがいちばんの理由でございます
  • ほぐしやすい バットの上なら、両手が使えます
  • 身の取りこぼしが減ります 頬やえらの後ろまで、きちんと
  • 「鯛の鯛」を探せます これは次の章で

ひと手間に見えますが、実際にやってみると2〜3分でございます。

小さなお子様やご年配の方が召し上がるなら、この一手間は必ず入れてくださいませ🐟

5. コツ② 皮はお好みで

鯛の皮をどうするか。——これはお好みでございます。

皮を入れる/入れない

  • 入れると コクが出て、香ばしさが残ります。お好きな方にはたまりません
  • 外すと すっきりと上品に。お子様にも食べやすくなります

※今日は外しました。そのほうが黒豆の色が映えるかと思いまして。

6. おまけ 「鯛の鯛」が出てきました

身をほぐしておりましたら、出てまいりました。

「鯛の鯛(たいのたい)」——鯛の胸びれの付け根にある、鯛の形をした骨でございます。

鯛のかぶとから出てきた「鯛の鯛」と呼ばれる鯛の形をした骨
これが「鯛の鯛」。本当に小さな鯛の姿をしております🐟

鯛の鯛とは

  • 胸びれの付け根にある骨でございます
  • 取り出してみると、本当に小さな鯛の形をしています
  • 昔から縁起物とされ、財布に入れてお守りにする方もいらっしゃいます
  • 左右に一つずつ、計二つございます
  • よく洗って乾かせば、ずっと取っておけます

女将のひとこと

何度見ても、これは面白うございます。
本当に、小さな鯛の形をしているのですから。

お子さんやお孫さんと一緒に鯛めしを作られるときは、ぜひ「鯛の鯛を探そう」と声をかけてみてください。
夢中になって探してくださいます😊

見つけた方が、その一年のお守りに。——そんなふうにしているご家庭もあるそうです🐟

7. 今日の仕上げは、丹波の黒豆

炊きたての鯛めしに、何かのせたくなりまして。

ちょうど丹波の黒豆が解禁されたばかりでしたので、のせてみました。

お茶碗に盛った鯛めしに、丹波の黒豆をのせたところ
鯛めしに丹波の黒豆を。白と金と緑で、ずいぶん秋らしくなりました

丹波の黒豆は、兵庫県が誇る秋の味覚でございます。

解禁の時期がごく短く、出回るのは10月のひと月ほど。地元でも「今年のは出た?」と話題になります。

鯛も兵庫、黒豆も兵庫。——我ながら、よい取り合わせになりました😊

季節のものを、ひとつのせるだけで

  • 春 木の芽、三つ葉、菜の花
  • 夏 大葉、みょうが、枝豆
  • 秋 丹波の黒豆、きのこ、ゆずの皮
  • 冬 ゆず、三つ葉、せり

※白いごはんに、ひとつ色を足すだけで、ぐっとごちそうらしくなります。

8. 余ったら、おにぎりに

3合も炊きましたので、当然あまります。

そこで今日は、スタッフに鯛めしのおにぎりを握りました🐟

鯛めしで握ったおにぎり。海苔を巻いたところ
鯛めしをおにぎりに。海苔を巻くだけで、立派なお昼ごはんでございます

おにぎりフィルムが便利でした

セリアで見つけた「おにぎりフィルム」を使ってみました。

  • 直接ふれずに食べられます 渡すときに気兼ねがありません
  • 名前が書ける欄がついています ペンで「鯛めし」と書きました
  • 6枚入りで、気軽に使えます
  • 袋留めシールもついております
セリアで購入したおにぎりフィルムのパッケージ
セリアのおにぎりフィルム。女将のお気に入りでございます
おにぎりフィルムに包み「鯛めし」と手書きした鯛めしおにぎりを、かごに盛ったところ
「鯛めし」と書いて、かごに盛って。スタッフに配りました😊

女将のひとこと

お店で働いていると、お昼をゆっくり食べる時間がないこともございます。
梱包の手を止めて、ささっと食べて、また作業へ。

だから片手で食べられる形にしておくと、みんな助かるのです。

フィルムに「鯛めし」と書いておくと、受け取ったときに「お、今日は鯛めしか」と顔が上がります。
たったそれだけのことですが、なんでもない日のお昼が、少し楽しみになるようで🐟

残りものから始まったのに、ずいぶん立派な一日になりました😊

9. アレンジいろいろ

混ぜ込むなら

  • 白ごま いちばん手軽で、間違いがありません
  • 刻んだ大葉 香りが立ちます
  • ゆずの皮 冬はこれがいちばんでございます
  • 生姜の千切り 一緒に炊き込んでも

一緒に炊き込むなら

  • きのこ しめじ、まいたけ。秋らしくなります
  • 油揚げ コクが出ます
  • 人参の千切り 彩りに

残った鯛めしは

  • おにぎり 今日のやり方でございます
  • 鯛めし茶漬け 熱いお茶をかけるだけ。夜食に
  • 焼きおにぎり お醤油をぬって焼くと、香ばしく
  • 冷凍 一食ずつラップで包んで。2〜3週間を目安に

10. 黄金色のお出汁について

今回使った「黄金色のお出汁」について、ご説明しておきます。

黄金色のお出汁

  • もともと鯛しゃぶのために作ったお出汁でございます
  • 1袋50g。今回は3合に1袋使いました
  • 炊き込みごはんにもよく合います
  • お醤油やお酒を足さなくても、これだけで味が決まります

※黄金色のお出汁は、単品では販売しておりません。鯛しゃぶセットや鯛めしセットなどをご注文の際に、オプションとして追加でお求めいただけます。

💡 ご注文のときに、足しておくと便利です

  • 鯛しゃぶをご注文の方は、そのときにお出汁を追加しておかれると安心でございます
  • 鯛しゃぶを召し上がったあと、残った鯛で後日あらためて鯛めしを
  • 一尾の鯛が、ずいぶん長く楽しめます

11. 鯛の頭が手に入らないときは

「鯛の頭なんて、うちにないわ」——そう思われた方も多いと思います。

いくつか方法がございます。

① 鮮魚コーナーの「アラ」を探す

スーパーの鮮魚コーナーに、「鯛のアラ」が並んでいることがございます。驚くほど安く手に入ります。
よく洗って、熱湯をさっとかけてから(霜降り)使ってください。臭みが抜けます。

② 魚屋さんに頼む

「鯛の頭、ありますか」と聞いてみてください。三枚におろしたあとの頭を、分けてくださることがございます。

③ 焼き鯛・祝い鯛を召し上がったあとに

お食い初めやお正月に尾頭付きをいただいたら、頭を捨てずに冷凍しておいてください。後日、今日のような鯛めしになります。

④ 当店の「鯛のかぶと煮」で

当店では、鯛の頭を「かぶと煮」にしてお届けしております。こちらは味がついておりますので、そのままお召し上がりいただくお品でございます。

⑤ 鯛めしセットで

炊き込むだけの鯛めしセットもご用意しております。「頭から作るのはちょっと……」という方は、こちらが確実でございます。

女将のひとこと

当店では、鯛の頭を「かぶと煮」にしてお届けしております。
身を取ったあとの頭は、かつては捨てられることも多かったのですが、頭こそいちばん味が濃いのでございます。

「もったいない」から始まった商品が、ありがたいことに名物になりました。

今日の鯛めしも、もとはといえば冷凍庫に残っていた頭でございます。
それが炊飯器ひとつで、お茶碗一杯のごちそうになって、おにぎりになって、スタッフのお昼になって。

こういうのが、いちばん贅沢だと思うのです🐟😊

12. まとめ

この記事のポイント

  • 鯛めしは炊飯器に入れてスイッチを押すだけ。驚くほど簡単でございます
  • 材料はお米3合・水3合の目盛りまで・お出汁1袋(50g)・鯛のかぶと1つ
  • 鯛の頭は冷凍のままでOK。解凍しなくても大丈夫でした
  • 炊き上がったら、混ぜる前に頭を取り出す。これがいちばんのコツです
  • 身は案外簡単にほぐれます。頬やえらの後ろにもたっぷり
  • 骨が混ざらないよう、必ず確認してから戻してください
  • 皮はお好みで。入れるとコク、外すとすっきり
  • ほぐしていると「鯛の鯛」が出てきます。縁起物のお守りに
  • 仕上げに季節のものをひとつ。今日は丹波の黒豆をのせました
  • 余ったらおにぎりに。フィルムに名前を書くと、渡しやすくなります
  • 黄金色のお出汁は単品販売はございません。鯛しゃぶセットなどご注文時にオプションで
  • 鯛の頭はスーパーのアラでも手に入ります。驚くほど安いです

冷凍庫に残っていた鯛の頭が、炊飯器ひとつでお茶碗一杯のごちそうになりました。

しかも余った分は、おにぎりになって、スタッフのお昼になって。

捨てるはずだったものが、一日ぶんの幸せになる。

鯛というのは、本当に最後まで働いてくれる魚でございます。どうぞ皆さまも、鯛の頭を捨てずに、冷凍庫へ🐟😊

※当店の鯛は愛媛県産でございます。「明石」は、明石の料亭で受け継がれた味づくりに由来する屋号で、魚の産地ではございません。

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