接待ギフトを贈るときのマナー!渡し方・タイミング・金額のポイント

接待ギフトを贈るときのマナー!渡し方・タイミング・金額のポイント

こんにちは、明石めで鯛やの女将です🐟
接待の席でお渡しする手土産。「いつ渡すのが正しいのだろう」「紙袋はどうするのが作法なのか」——いざその場になると、迷われる方が多いところです。
接待ギフトは、お品そのものよりも渡し方で印象が決まると言っても大げさではありません。せっかくよいお品を選んでも、タイミングを外すとご先方の荷物になってしまいますし、ひとこと添えるだけで印象がぐっと変わることもございます。
この記事では、渡すタイミング・渡し方の作法・金額の目安・避けたいお品まで、接待ギフトの基本を順にまとめました。長年ご贈答のお手伝いをしてまいった立場から、実際によくお聞きするつまずきどころも添えてお話しいたします😊

目次

1. 接待ギフトには二つの場面があります

「接待ギフト」とひとことで申しますが、実は性質の異なる二つの場面がございます。ここを分けて考えると、迷いがずいぶん減ります。

① その場でお渡しする「手土産」

会食の席や訪問先でお渡しするもの。相手が持ち帰ることが前提ですので、かさばらない・重くない・常温で持ち歩けることが大前提になります。

② 後日お届けする「お礼ギフト」

接待のあと、改まってお送りするもの。配送でお届けできますので、お品選びの自由度が高いです。冷蔵・冷凍のご馳走も選べますし、ご予算もかけやすい場面です。

この二つを混同してしまうと、「料亭の会食の席で、保冷剤の入った重い箱をお渡しして気の毒なことをした」という失敗が起きます。その場で渡すものと、後日送るものは、はじめから別に考えるのが大事でございます。

2. 渡すタイミング|会食なら「お開きの直前」が基本

会食の席で手土産をお渡しするなら、お開きの直前、席を立つ少し前がもっともよいタイミングです。

理由はいたって実務的で、最初に渡してしまうと、食事のあいだずっと荷物になるからです。足元に置いていただくことになりますし、お手洗いに立つときにも気を使わせてしまいます。

会食でのお渡しの流れ

  • ① お食事と歓談を楽しんでいただく
  • ② お開きの気配になったら、席を立つ前に「本日のお礼に」とお渡しする
  • ③ お見送りまでは手ぶらで動けるように、荷物を増やしすぎない

※お店の外でお渡しするのは、雨の日や混雑した場所では避けましょう。落ち着いて受け取っていただける場所で。

ただし、例外もございます。ご先方が車でお帰りになる、あるいはお店の方に預けておける場合は、はじめにお渡ししても差し支えありません。また「冷たいうちに」というお品の場合は、お店にひとこと預かっていただくこともできます。

迷ったときはお開きの直前と覚えておけば、まず外れません。

3. 訪問して渡す場合のタイミング

応接室や会議室を訪ねてお渡しする場合は、会食とは逆になります。

訪問でのお渡しの流れ

  • ① 部屋に通していただき、ご挨拶を交わす
  • ② 本題に入る前に「ご挨拶のしるしに」とお渡しする
  • ③ そのあと本題のお話へ

訪問の場合は、商談が終わってから出すと「お願いごとの見返り」のような色がついてしまいます。ですので本題の前、ご挨拶の流れでさらりとお渡しするのが自然です。

なお、受付や廊下でお渡しするのは避けてくださいませ。きちんと腰を落ち着けた場所で、相手の目を見てお渡しするのが礼儀です。

4. 渡し方の作法|紙袋はどうするのが正解?

ここがいちばんご質問の多いところです。

基本の作法

  • 紙袋や風呂敷からお品を出してお渡しするのが正式です。袋はこちらで持ち帰ります
  • お渡しするときは両手で。片手は避けましょう
  • のしや表書きが相手から読める向きにして差し出します
  • テーブル越しに置くのではなく、立ち上がって手から手へお渡しするのが丁寧です

とはいえ、現実には「袋ごとお渡しする」ほうが親切な場面も多いのです。

ご先方が電車でお帰りになる、このあと別の予定がある、雨が降っている——こうした場合に裸のお品だけを渡されても、持ち運びに困ってしまいます。

そんなときは、いったん袋から出してお渡しし、「よろしければ袋もお使いくださいませ」と袋を添えるのがいちばんスマートです。作法を踏みながら、相手の都合にも配慮できます。

女将のひとこと

マナーの本には「袋は持ち帰る」と書かれていることが多いのですが、私はいつも「相手が困らないほうを選べば、それが正解」と思っております。
作法は相手を大事にするために生まれたものですから、作法を守って相手が困るのでは、本末転倒でございますよね。
袋から出して差し出し、ひとこと添えて袋も渡す。これなら、形も気持ちも両方立ちます🐟

5. 添えるひとこと|言い方で印象が変わります

無言でお品を差し出す方はいらっしゃらないと思いますが、ひとことの選び方で印象はずいぶん変わります。

こんな言い方がおすすめです

  • 「心ばかりのものですが、お納めくださいませ」
  • 「本日のお礼に、ささやかですが」
  • 「ご家族のみなさまでお召し上がりいただけたら嬉しいです」
  • 「地元の名物でして、お口に合いましたら」

こちらは避けたい言い方

  • 「つまらないものですが」——かつては定番でしたが、今はへりくだりすぎと受け取られることもございます
  • 「お好きかどうか分かりませんが」——選んだ気持ちが伝わりません
  • 「高いものではないのですが」——金額の話はしないほうが品よく収まります

いちばん印象に残るのは、選んだ理由をひとこと添えることです。「ご家族に小さなお子さまがいらっしゃると伺っていたので」「以前お好きとおっしゃっていたので」——ちゃんと覚えていた、ということがいちばん嬉しいものですから😊

6. 金額の目安と、高すぎてはいけない理由

場面 金額の目安
会食の席での手土産 3,000円〜5,000円程度
訪問時のご挨拶の品 3,000円〜5,000円程度
接待後のお礼ギフト 5,000円〜10,000円程度
特にお世話になった方へのお礼 10,000円以上

ここで大事なのは、高すぎてもいけないということです。

高額なお品は、受け取る側に負担を感じさせます。「お返しをしなければ」と思わせてしまいますし、企業によっては一定額以上のご贈答の受け取りを社内規定で禁じておられるところもございます。せっかくお贈りしたものを、ご先方が社内手続きで困ることになっては申し訳ないことです。

必ず確認したい二つのこと

  • 公務員の方へのご贈答は控える 法令により禁じられています。地方公務員・みなし公務員の方も同様です
  • 先方の社内規定を確認する ご贈答の受け取りを禁止、あるいは金額の上限を定めている企業は少なくありません。長いお付き合いのある先なら、一度うかがっておくと以後ずっと安心です

なお、接待ギフトの経理上の扱い(交際費など)は内容や金額によって変わります。こちらは自社の経理ご担当者さまや税理士さんにご確認くださいませ。

7. 避けたほうがよいお品

ビジネスのご贈答では、意味合いの点で避けたほうがよいお品がございます。

意味の面で避けたいもの

  • 刃物(包丁・ハサミなど)——「縁を切る」に通じます
  • ハンカチ——「手巾(てぎれ)」と書くことから、別れを意味すると言われます
  • 櫛——「苦」「死」の音を含みます
  • 日本茶——弔事の返礼に使われることが多く、お祝いの場では避けられます
  • 下着・靴下——「施し」の意味に取られることがあります
  • 4つ・9つの数——「死」「苦」を連想させます

実務の面で避けたいもの

  • 重いもの・大きいもの——持ち帰りの負担になります
  • 会食の席での冷蔵・冷凍品——その場で保管できず、傷んでしまいます
  • 日持ちしないもの——相手のご予定が分からないので、ある程度余裕のある賞味期限のものを
  • 好みが強く分かれるもの——香りの強いもの、クセのあるものは慎重に
  • アルコール——お好みやご体質が分かっている場合を除いて、慎重に

こうして並べますと、食べ物はビジネスのご贈答にいちばん向いていることが見えてまいります。残らないので相手の負担にならず、ご家族で分けていただけて、意味合いのタブーもほとんどありません。

8. 手渡しに向くお品・後日お届けが向くお品

第1章でお話しした二つの場面を、お品の選び方に落とし込んでみます。

その場でお渡しするなら

  • カードギフト お品物ではなくカードをお渡しするかたちです。受け取った方がご自身でお好きなお品を選んでご注文いただけます。薄くて軽いので、持ち帰りの負担がまったくありません。会食の席にもっとも向いたかたちだと思います
  • 常温で日持ちするお菓子など 定番ですが、やはり無難で安心です

後日お届けするなら

  • 鯛の食べ比べセット 鯛のかぶと煮・鯛めし・鯛の昆布〆が入った、ある意味「鯛のフルコース」が楽しめるセット。開けたときの華やかさがあり、お礼の贈り物らしい満足感がございます
  • 幸せの鯛しゃぶセット 当店の看板商品。食卓の主役になるお品ですので、改まったお礼に
  • eギフト ご住所をうかがわずに贈れるかたちです。URLをメールでお送りすると、受け取った方ご自身がお届け先とご希望の日時をご入力いただけます。「住所をおうかがいするのも大げさかな」という場面に重宝します

特にeギフトは、接待のお礼という場面によく合います。会食のあと「今日はありがとうございました」とメールをお送りするときに、そのままギフトのURLを添えられるのです。ご住所を聞き出す手間もなく、受け取る日もご先方が選べますので、お留守で受け取れないという行き違いも起きません。

9. 接待後のお礼ギフトは、いつ・どう贈る?

お礼の流れ

  • 翌営業日の午前中までにお礼のメールをお送りする(これがいちばん大事です)
  • お品をお贈りする場合は、会食から1週間以内に届くように手配する
  • お品には添え状かメッセージカードを必ず添える
  • のしの表書きは「御礼」。水引は紅白の蝶結びで

お礼が遅れるほど、気持ちは伝わりにくくなります。メールはその日か翌日、お品は1週間以内。これを目安にしておけば、まず失礼になりません。

明石めで鯛やでは、のし・オリジナルメッセージカードを無料でご用意しております。お礼の言葉をカードに記してお届けすることもできますので、ご注文の際にお申し付けくださいませ。

10. 接待ギフトに鯛をおすすめする理由

少し私どもの話をさせてくださいませ。

鯛は「めでたい」に通じる、日本でもっとも縁起のよい魚とされてきました。そしてビジネスのご贈答において、鯛には実用的な強みがいくつもございます。

接待ギフトとしての鯛の強み

  • 縁起がよい これからのお付き合いを願う気持ちが、お品そのものに込められます
  • 好みが分かれにくい クセのない上品な味わいで、お魚のなかでも苦手な方が少ないです
  • 小さなお子さまからご高齢の方までお召し上がりいただける ご家族構成が分からなくても安心です
  • 格がある ハレの日の魚ですので、改まったお礼にふさわしい品格があります
  • 食卓の話題になる ご家族で「どこからいただいたの?」という会話が生まれます

当店の「明石」という名は、明石の料亭で受け継がれてきた味づくりに由来するものです。魚そのものは脂のりのよい愛媛の鯛を使っております。料亭の味づくりがもとにありますので、改まった場面のご贈答にも胸を張ってお勧めできるお品になっております🐟

11. 明石めで鯛やのおすすめ

法人ギフトは明石めで鯛やの得意分野でございます。場面別にご案内いたします。

会食の席でお渡しするなら|カードギフト

法人ギフトとして、価格的にもいちばんよく出ているお品です。薄くて軽く、冷蔵庫の空きも気にさせません。受け取った方がお好きなお品をご自身でお選びいただけますので、お好みが分からないときにも安心です。

改まったお礼に|鯛の食べ比べセット

カードギフトと並んで、法人ギフトでよくお選びいただいております。一箱で三種類の鯛料理が楽しめますので、お礼の気持ちの重さがきちんと伝わります。

特にお世話になった方へ|幸せの鯛しゃぶセット

当店の看板商品です。コンセプトは「お母さんが席を立たなくていい」。ご家族そろって食卓を囲んでいただける時間ごと、お贈りするようなお品です。

ご住所をうかがわずに贈るなら|eギフト

URLをメールでお送りするだけ。受け取った方がお届け先とご希望の日時をご入力いただけます。お礼のメールに添えてお贈りいただけます。

件数の多いご注文は、大口注文用のエクセルシートをご用意しております。お送り先・お届け希望日・のしの表書きなどをご記入のうえご返送いただければ、あとはすべて当店が手配いたします。どうぞご相談くださいませ。

12. まとめ

この記事のポイント

  • 接待ギフトは「その場で渡す手土産」と「後日送るお礼」に分けて考える
  • 会食で渡すならお開きの直前。訪問なら本題に入る前
  • 紙袋から出して両手でお渡しし、相手が困りそうなら「よろしければ袋も」と添える
  • 「つまらないものですが」より「心ばかりのものですが」。選んだ理由をひとこと添えると印象に残ります
  • 金額は手土産3,000〜5,000円、お礼5,000〜10,000円が目安。高すぎは相手の負担に
  • 公務員の方へのご贈答は控える。先方の社内規定も確認する
  • 刃物・ハンカチ・櫛・日本茶・4や9の数は避ける。食べ物はビジネス贈答に向いています
  • 会食の席で冷蔵・冷凍品はお渡しできません。手渡しはカードギフト、後日お届けなら鯛のセット
  • お礼のメールは翌営業日まで、お品は1週間以内に
  • 鯛は縁起がよく、好みが分かれにくく、ご家族で楽しんでいただけます

接待ギフトのマナーは、細かく見ていくときりがありません。けれど根っこにあるのは「相手に気を使わせない」という、たったひとつの心づかいだと思います。

持ち帰りに困らせないか。お返しをと思わせないか。冷蔵庫の空きを気にさせないか。そこを考えて選べば、作法を細かく覚えていなくても、きちんと気持ちは伝わります。

お品選びでお困りのことがありましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ。ご予算と場面をお聞かせいただければ、いちばんよいかたちを一緒に考えさせていただきます。法人ギフトは明石めで鯛やの得意分野です🐟😊

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