会社の創立記念・周年記念に配るギフトの選び方と注意点
こんにちは、明石めで鯛やの女将です🐟
「来年、創立30周年を迎えるのですが、記念品はどうしたらよいでしょうか」——このようなご相談を、ときどきいただきます。
周年記念は、お中元やお歳暮とちがって何年かに一度しか巡ってこないご贈答です。だから社内に前例が残っておらず、ご担当になった方が一から悩まれることが多いのですね。
この記事では、自社の周年で記念品を配る場合と、お取引先の周年をお祝いする場合の両方について、選び方と気をつけたい点をまとめました。あわせて、鯛という魚が周年記念にふさわしい理由もお話しさせてくださいませ😊
1. まず「誰に贈るのか」を整理しましょう
周年記念ギフトでいちばん最初に決めるべきは、お品物ではなくお贈りする相手の範囲です。ここが固まらないうちにお品を探し始めると、あとで予算や数量が合わなくなってしまいます。
周年記念ギフトの贈り先は、だいたいこの4つです
- ① 社員・スタッフ ここまで会社を支えてくれた方々へ。人数分がはっきりしていて、公平さがいちばん大事になります
- ② お取引先 長年のお付き合いへの感謝として。先方の社内規定の確認が必要になることも
- ③ お客さま・会員さま 件数が多くなりがちなので、単価と配送方法の工夫が必要です
- ④ 株主・関係者 記念式典にご招待する場合は、当日のお土産としてお渡しするケースも
それぞれ、求められるものが違います。社員の方へは「自分も会社の一員として労われている」と感じていただけるもの。お取引先へは、会社の品格が伝わるもの。お客さまへは、ブランドの世界観に合うもの。
ですので一種類で全部をまとめようとしないのが、意外と大事なコツでございます。社員向けと社外向けで二種類ご用意される企業さまは多くいらっしゃいます。
2. 周年記念ギフトの準備スケジュール
周年記念は、お中元やお歳暮よりも準備期間を長くとる必要がございます。社内の承認手続きに加えて、名入れや特別な包装が入ると、それだけで数週間かかることがあるからです。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 記念日の4〜6か月前 | 贈り先の範囲と総予算をおおまかに決める |
| 3か月前 | 候補のお品を絞る。サンプルや試食の手配 |
| 2か月前 | お品を決定し、社内承認を取る。贈り先リストを確定 |
| 1か月前 | のし・名入れ・添え状の文面を確定。発注 |
| 2〜3週間前 | お届け日の指定を確定。式典当日配布分は会場への搬入手配 |
| 記念日当日 | お届け・お渡し |
※名入れやオリジナル包装をご希望の場合は、さらに余裕をみてくださいませ。
3. ご予算の目安と考え方
周年記念の記念品には、はっきりした相場というものがございません。企業の規模、周年の節目の大きさ、お贈りする人数によって大きく変わります。
ただ、ご相談をお受けしてきた実感として、おおよその目安はこのあたりです。
ご予算の目安(一例として)
- 社員・スタッフへ お一人あたり3,000円〜5,000円程度
- お取引先へ 5,000円〜10,000円程度
- 特にお世話になった取引先・主要株主へ 10,000円以上
※10周年・50周年など節目の大きい年は、ひとまわり上のご予算を組まれる企業さまが多いように思います。
もうひとつ、考え方として申し上げたいのが「単価 × 人数」で総額を先に押さえておくことです。
たとえば社員100名の企業さまで、お一人5,000円のお品を選ぶと総額50万円になります。これが承認の通る金額なのか、先に確認しておけば、お品選びのやり直しが減ります。
なお、記念品の経理上の扱い(福利厚生費・交際費・広告宣伝費など)は、お贈りする相手や内容によって変わります。こちらは自社の経理ご担当者さまや税理士さんにご確認いただくのが確実です。
4. 選び方のポイント5つ
① 相手の好みが分からなくても困らないもの
社員100名、取引先50社——これだけの人数になると、お一人ずつのお好みを把握するのは不可能です。好みが分かれにくいもの、あるいは受け取った方が自分で選べるものを選ぶと失敗がありません。
② ご家族で分けられるもの
社員の方へお贈りする場合、ご家庭に持ち帰って喜ばれるものがやはり強いです。「会社からこんなものをもらった」とご家族に話していただける——それが社員の方のささやかな誇りにもなります。
③ かさばらない・持ち帰りやすい
式典当日にお渡しする場合、大きな箱は受け取る側の負担になります。電車でお帰りになる方のことも考えてくださいませ。
④ 記念として「特別感」があるもの
周年記念は、普段の贈り物とは意味が違います。日常では買わないような、少し特別なお品のほうがふさわしいと思います。
⑤ 会社の姿勢が伝わるもの
「安く数をそろえた」ものと「よく考えて選んだ」ものは、受け取る側に伝わってしまいます。周年記念は会社の節目ですから、ここは手を抜かないほうがよいところです。
5. 式典当日に手渡しするなら、ここに要注意です
これは意外と見落とされがちな、けれどとても大事な点です。
記念式典や記念パーティーの会場で記念品をお渡しする場合、冷蔵品・冷凍品はお渡しできません。会場に保冷設備があるとは限りませんし、お受け取りになった方が式典のあと会食に向かわれたり、二次会に行かれたりすると、お品が傷んでしまいます。
実際に「いただいたけれど持ち帰れなくて困った」というお話も耳にしたことがございます。せっかくのお品が気の毒です。
当日お渡しなら、こういうかたちが向いています
- カードギフト お品物ではなくカードをお渡しするかたちです。受け取った方がご自身でお好きなお品を選んでご注文いただけます。薄くて軽いので、お持ち帰りの負担がまったくありません
- eギフト URLをメールやメッセージでお送りする方式です。受け取った方がご自身でお届け先とご希望の日時をご入力いただけます。式典にご欠席の方にも同じものをお贈りできます
- 常温のお品 どうしても現物をお渡ししたい場合は、常温で持ち帰れるものに
逆に、後日ご自宅やお勤め先にお届けするのであれば、冷蔵・冷凍のご馳走が存分に選べます。「式典では目録やカードをお渡しして、お品は後日お届け」というかたちをとられる企業さまも多くいらっしゃいます。
女将のひとこと
当店のお品は冷蔵・冷凍のものが中心です。ですから「式典当日にお配りしたい」とご相談をいただいたときは、正直に「当日のお手渡しには向きません」とお伝えしています。
その代わりに、カードギフトやeギフトという選び方をご提案させていただいています。これなら式典の場で気持ちをお渡しして、お品はご都合のよい日にご自宅で受け取っていただけますから🐟
ご都合に合わせていちばんよいかたちを一緒に考えますので、どうぞご相談くださいませ。
6. のしの表書きと水引の選び方
周年記念は「何度あってもおめでたいこと」ですので、水引は紅白の蝶結び(花結び)を使います。結び切りは婚礼や弔事のように「繰り返さないこと」に用いるものですので、周年記念には使いません。
立場別の表書き
自社の周年で、社員やお取引先に配る場合
- 記念品(もっとも使いやすい無難な表書きです)
- 創立○周年記念
- ○周年記念
- 粗品(控えめにしたい場合)
差出人は会社名、または会社名と代表者名を入れます。
お取引先の周年をお祝いする場合
- 祝御創立○周年
- 御祝
- 創立○周年御祝
差出人は自社の会社名と代表者名を入れます。
※「創立」は会社を立ち上げた時点、「設立」は法人として登記した時点を指します。会社によってどちらを記念日にしているか違いますので、お祝いする場合は先方の表記に合わせてくださいませ。
明石めで鯛やでは、のしを無料でお付けしております。表書き・差出人名はご指定いただいたとおりにお付けいたしますので、ご注文の際にお申し付けくださいませ。
7. 周年記念に鯛をおすすめする理由
ここで少し、鯛のお話をさせてくださいませ。
鯛は「めでたい」に通じる、日本でもっとも縁起のよい魚とされてきました。お食い初め、お宮参り、結婚、長寿のお祝い——人生の節目の食卓には、必ず鯛が登場してまいりました。
会社の周年記念も、やはり節目です。ここまで続いてきたことをお祝いし、これからも続いていくようにと願う。その気持ちに、鯛ほどふさわしい贈り物はないと私は思っております。
それに、鯛は小さなお子さまからご高齢の方までお召し上がりいただける魚です。社員の方がご自宅に持ち帰られて、ご家族そろって食卓を囲んでいただける。クセがなく上品な味わいですので、お好みが分かれにくいのもありがたい点です。
「記念品が食べ物でいいのだろうか」とご心配になる方もいらっしゃいますが、むしろ食べ物のよいところは家族の記憶に残ることだと思います。手元に残る品もよいのですが、「あの年、会社の周年で鯛をいただいて、家族みんなで食べたね」という思い出は、物よりも長く残るものです😊
8. 明石めで鯛やのおすすめと、ご予算別の考え方
法人ギフトは明石めで鯛やの得意分野でございます。周年記念のご相談でご案内することの多いお品をご紹介いたします。
お配りする人数が多い場合|カードギフト
法人ギフトとして、価格的にもいちばんよく出ているお品です。お品物ではなくカードをお届けするかたちで、受け取った方がご自身でお好きなお品を選んでご注文いただけます。
お一人ずつのお好みを調べる必要がなく、式典当日のお手渡しもでき、冷蔵庫の空きを気にさせることもない。人数が多いときの「困りごと」をまとめて解決してくれるかたちです。
記念らしい華やかさを|鯛の食べ比べセット
鯛のかぶと煮・鯛めし・鯛の昆布〆が入った、ある意味「鯛のフルコース」を楽しんでいただけるセットです。こちらもカードギフトと並んで、法人ギフトでよくお選びいただいております。
一箱で三種類の鯛料理が楽しめますので、開けたときの華やかさがあり、記念の贈り物らしい満足感がございます。
特にお世話になった方へ|幸せの鯛しゃぶセット
当店の看板商品です。食卓の主役になるお品ですので、長年支えてくださった方への感謝を形にしたいときに。コンセプトは「お母さんが席を立たなくていい」——ご家族そろって、同じ時間を食卓で過ごしていただけるセットです。
リモート勤務の社員さまが多い場合|eギフト
URLをメールやチャットでお送りする方式です。受け取った方ご自身がお届け先とご希望の日時をご入力いただけるので、ご自宅の住所をお預かりする必要がありません。在宅勤務の方、全国の支社にお勤めの方へ、同じものを同じ日にお届けできます。
なお、周年記念パーティーや社内の懇親会をお考えでしたら、ハコシェフというサービスでも当店のお品をお取り扱いいただいております。オンラインの懇親会や、福利厚生としてご利用される企業さまが増えております。
9. 大口注文はエクセルシートで一括手配できます
周年記念は、ご贈答の件数がいちばん多くなる場面です。社員100名、取引先50社——この数をサイトから一件ずつご入力いただくのは、現実的ではございません。
明石めで鯛やでは、大口注文用のエクセルシートをご用意しております。
大口注文の流れ
- ① 当店へご連絡いただき、大口注文用のエクセルシートをお受け取りいただく
- ② お送り先・お届け希望日・ご希望のお品・のしの表書きなどをご記入いただく
- ③ シートをご返送いただく
- ④ あとはこちらですべて手配いたします
※のしの表書き・差出人名・添え状の同封など、細かなご希望も遠慮なくお申し付けくださいませ。
社員名簿やお取引先リストをすでにエクセルで管理されていれば、そのデータを貼り付けていただくだけで済むことも多いです。ご担当者さまにしていただくのは、シートにご記入いただくことだけ。発送の手続きやお届け日の調整は、すべて当店が引き受けます。
お届け日をずらしたい、一部だけ別のお品にしたい、添え状を入れたい——そういった細かなご希望も、シートに書き添えていただければ対応いたします。どうぞご相談くださいませ。
10. お取引先の周年をお祝いする場合
逆の立場、つまりお取引先が周年を迎えられたときのお祝いについても触れておきます。
お取引先の周年をお祝いするときのポイント
- 記念日の少し前に届くように 当日に届くのがいちばんですが、記念式典の前後は先方がお忙しいので、1週間ほど前に届くようにすると丁寧です
- 表書きは「祝御創立○周年」 先方が「創立」「設立」どちらを使っておられるかに合わせましょう
- 先方の社内規定を確認 企業によってはご贈答の受け取りを禁じておられる場合があります。事前に確認しておくと、お互い気を使わずに済みます
- お祝いの言葉を添える お品だけよりも、ひとこと添え状があるほうがずっと心に残ります
- 記念式典にご招待された場合 当日に大きなお品を持参すると先方の手間になります。式典とは別の日にお届けするのが親切です
お品としては、縁起がよく、社内で分けられるものが喜ばれます。鯛はまさにその両方を満たしてくれる魚ですので、「めでたい」という言葉を添えてお贈りいただけたら嬉しく思います🐟
明石めで鯛やでは、のし・オリジナルメッセージカードを無料でご用意しております。お祝いの言葉をカードに記して添えることもできますので、ご注文の際にお申し付けくださいませ。
11. まとめ
この記事のポイント
- まず「誰に贈るか」の範囲を決める。社員向けと社外向けで二種類にするのも手
- 準備は記念日の4〜6か月前から。名入れや特別包装があればさらに余裕を
- ご予算の目安は社員3,000〜5,000円、お取引先5,000〜10,000円程度
- 好みが分かれにくいもの、家族で分けられるもの、かさばらないものを選ぶ
- 式典当日のお手渡しに冷蔵・冷凍品は不向き。カードギフトやeギフトが向いています
- 水引は紅白の蝶結び。表書きは「記念品」「創立○周年記念」が無難
- 鯛は「めでたい」に通じる縁起物。節目のお祝いにふさわしく、ご家族の記憶に残ります
- よくお選びいただくのはカードギフトと鯛の食べ比べセット
- 大口注文はエクセルシートをご用意。ご返送いただければ、あとはすべて当店が手配いたします
- お取引先の周年をお祝いするなら、記念日の1週間前までにお届けを
周年記念は、何年かに一度しか巡ってこないご贈答です。だからこそ「どうしたらいいのだろう」と迷われるのは当然のことだと思います。
ここまで会社が続いてきたのは、支えてくださった方々がいらしたからこそ。その感謝を形にするお手伝いができましたら、こんなに嬉しいことはございません。ご予算と人数をお聞かせいただければ、ご提案からお手配まで一緒に考えさせていただきます。法人ギフトは明石めで鯛やの得意分野です🐟😊










女将のひとこと
周年記念のご相談で、いちばんよく耳にするのが「気がついたらもう2か月前でした」というお声です。
周年記念日というのは、ずっと先のことのように感じるものなのですよね。でも実際に動き出すと、社内の調整に思った以上の時間がかかります。
もし来年に周年を控えておられるなら、ぜひ今のうちに「いつまでに何を決めるか」だけメモしておいてくださいませ。それだけで、ずいぶん気持ちが楽になります🐟